ネタバレになるのであまり言いたくないですが、バットマンは出てきません。完全にジョーカーに焦点を当てた映画です。悪役に焦点を当てたDC映画の『スーサイド・スクワッド』とはまた違うカテゴリですね。

そうなんですよ。僕も『her／世界でひとつの彼女』のイメージしかないので、変貌ぶりに驚きました。
これまで、ヒース・レジャーやジャック・ニコルソンなど、名だたる名優たちがジョーカーを演じてきましたが、ホアキンの演じるジョーカーはこれまでのジョーカーとはまた違った、生々しい狂気を感じました。

泣くというのは、観客として客観的に見ているからこその感情だと思うのですが、この映画は没入感が異常で、だんだんと自分の精神状態や考え方もアーサー(ジョーカー)に近づいてくる、といいますか、だんだんと彼に共感してしまうような感覚になります。なので、彼の境遇に涙するというより、彼の狂気に共鳴して自分自身も狂いそうになる、を言う方が正しいかなと思います。

そうなんです。結構名優がそろってますよ。

彼は、アーサーがあこがれている有名なコメディアンの役です。もともとコメディアンになりたかったアーサーは、いつかデ・ニーロ演じるコメディアンのようになることが夢だったんです。なので、どれだけ不当な扱いを受けようが、デ・ニーロだけが心の糧で何とか生きてきたという感じです。

そうですね。
そもそもジョーカーを知らない人でも楽しめる映画だと思いますよ。

僕もジョーカー好きなんですが、僕個人としてはヒース・レジャーのジョーカーが一番好きですね。
ただ、そもそもそれぞれのジョーカーに良さがあると思うので、はっきりとは順位はつけられないです。
映画『ジョーカー』は10月4日(金)公開です！