ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン
2016年06月18日(土)公開
(C)2015 Mr. Dynamite L.L.C.
その生い立ちから音楽・ショービジネスで確固たる地位を築き上げるまで丁寧に説明されてますので、余り知らない人でも十分理解できると思います!
監督がジェームズ・ブラウンの権利を管理するジェームス・ブラウン・エステート所蔵の資料を自由に見られる、という前例のない権利を得て制作したとあって、当時の貴重なライブ映像などが目白押しなので、単純に音楽映画としても楽しめますよ!
これ実は見たかったんですよね!
J.B.の音楽って黒人ファンクの中だけでなく、RockだったりRAPだったり、本当に音楽そのものに大きな影響与えてきた人物だから。
ゲストの豪華さっぷりもスゴイですね!
J.B.を語る時にアメリカの黒人社会や貧困層とか絶対的に避けて通れないネタになってますが、アメリカ社会とか彼の成功の裏の苦悩とかもちゃんと描かれてました??
ゲストは豪華でしたねえw
そうですね、そもそもレイスミュージック(人種音楽)というカテゴリーを飛び越え、R&Bからファンクという形に昇華させた張本人ということや、もちろんアフリカ系アメリカ人の公民権運動とJ.B.の繋がり方や彼自身の考え方・スタンスなども丁寧に描かれています。
プロデューサーがミック・ジャガー、監督がドキュメンタリー系の監督ということで、そこは外さないですね。
ほほぉ。
背景がわかると音楽ももっと味わい深くなりますよね!
彼の音楽はリズムのテンポ以外にもパフォーマンスが面白かったり、MCの煽りが面白かったりがあるので、ファンクとか聴かない人でも、知らない間にノリノリになっちゃうんですよね。
帰りにサントラ買いたいとか思っちゃいませんでしたか??
音楽性、ショービジネスとしてのパフォーマンスの錬度(MC煽りも含め)など本当に凄まじいものがありますね。
ステップをミスると罰金とか、J.B.のブレイクの合図に合わせられなかったら罰金とかw
バックバンドのJB'sのほうもJ.B.との確執などその辺の秘話とかがヤバすぎてここでは書けませんww
帰りにサントラっていうか、本編後半くらいから1971年オランピア劇場のライブと思われる映像がガンガンに流れるんですが(ブーツィー・コリンズ加入時)・・・そのライブ収録盤『LOVE POWER PEACE』は持ってますw
わーー。すさまじいのですかっ!
でも、そんくらいアグレッシブな人でないと、やっぱりあの時代にあそこまで名前を売るってできなかったんでしょうね。
圧倒的な歌唱力やルックスやパフォーマンス以外も求められるというか。
ショービズの世界は色々ありますもんね。
あぁなんか、予告だけでも懐かしくて昔のサントラ引っ張り出したくなりました!
ブーツィ・コリンズのかぁ! ちょっと映画の予定たてなきゃwww
そんな熱いジェームズ・ブラウンの魂の生き様を捉えた、映画『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』は6月18日(土)から公開です!
ジェームス・ブラウンはゲロッパの人、というくらいの認識しかないんですけども、そんな人でも本作を観れば、ジェームス・ブラウンのことがよく分かります?