マネー・ショート 華麗なる大逆転
2016年03月04日(金)公開
(C)2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
それほど用語を詳しく理解しなくても楽しめると思います。
結構有名な経済学者なんかが劇中に急にカジノで説明始めたりとか、面白いメタ演出で解説してくれますよ。空売り=値段下がったら儲かる という部分だけ理解しておけば・・・。
あまり難しく考えなくても、金融危機の「リーマンショック」に至る過程を軸に当時の世相や文化などの映像もカットインで入ったりしてて、「あ~あったな~」的なおっさんな楽しみ方もできましたねw
クリスチャン・ベール、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピット、この4人の役柄で、おかかさんが共感できる人、全く共感できない人は誰でした?
なかなか4者4様といいますか・・・。
うーん、クリスチャン・ベールが一番共感できる人でしたね。
全く共感できないのはスティーブ・カレルかな・・・。
彼らは金融システムの欺瞞とインチキさを知った金融業界内部の人間たちなのですが、そのシステムでお金を稼いでいる、ということにみんな内面的に葛藤しているんですね。
その葛藤の度合いがそれぞれ違うという感じでした。
この作品を観て、「投資って怖い!」になりました?それとも「投資って魅力的!」になりました?
「投資って怖い!」のほうですかね…。
というよりウォール街ってこんなデタラメな感じだったんだ・・・みたいな落胆感はありました。
映画だから殊更に強調している……わけじゃないんですよね、きっと。
もちろんデフォルメはあると思うんですが・・・。
原作「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」(文春文庫刊)の作者マイケル・ルイス自身が元金融マンということで、確度は高いんだろうなと思います。
映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は3月4日(金)公開です!
投資の世界は難解な用語が多いので、分かりづらくないかな-って懸念しちゃうんですが、「華麗なる大逆転」のタイトルに分かりやすさを期待してもいいですか?