SAINT LAURENT/サンローラン
2015年12月04日(金)公開
(C)2014 MANDARIN CINEMA - EUROPACORP - ORANGE STUDIO - ARTE FRANCE CINEMA - SCOPE PICTURES / CAROLE BETHUEL
映画『サンローラン』の試写会に行ってきました!激動な内容でしたよ!
ノンフィクションとは謳っていませんが、サンローランの代表作「モンゴリアンルック」にて成功を収めた後の激動の10年間を描いた。とのこと。
確かに激動でした…。
イヴ・サンローランの天才的な芸術部分や人との違いってどんなところでしたか?または描写されていましたか?
際立っていたはサンローランの繊細さでした。
その繊細さゆえ、自身の生み出した「イヴサンローラン」というブランド(商売)とデザイナー、または人間として生きる「サンローラン」との葛藤が生まれてしまうのですが…。
服装とかスーツはかっこよかったですか?
めちゃめちゃカッコ良かったですよ!!!
主演のギャスパー・ウリエルから始まり、キャストが全員スタイル良すぎます。
スーツはパンツにフレア、高いヒールのブーツとちょっと古い形ですがとてもエレガントでした。
へぇーモンゴリアンルックからってことは、サンローランがディオールのデザイナーとかやった後、戦争に駆り出されてメンタルぼろぼろにされて・・・。で、その後自身のブランド立ち上げて成功したってとこは映画では触れてないんですか??w
軽く触れている程度でメインはそのあとですね。
デザイナーとして活躍し始めたその先を今作では描いています。
活躍していた当時のイヴ・サンローランは、何が凄かったんですか?
なんでしょうw
サンローランの才能があったのはもちろんですが、マーケティングを務めたピエール・ベルジェ(サンローランの恋人)も優秀だったのではないかなと思っています。
昨年、2014年09月06日(土)公開の作品「イヴ・サンローラン」もありましたね。
比較して楽しむのも良さそうでしょうか?
『イヴ・サンローラン』の方はイヴ・サンローラン財団の公認を取っている関係で、純粋な伝記としてのスタイルが強いよう。
今作『サンローラン』はそう言ったしがらみがなく、過激な表現も使用(R-15指定です)しており、映画としてはこちらの方がショッキングかもですね。
前作は観ていませんが、比較して楽しむのもアリかと!
音楽が60's~70'sメインでかっこよさそうですね。
サンローランがクラブで仲間と楽しんでいるシーンが何度かあるのですが、その度にブルース→R&B→ディスコ(の創明記のファンクかも?)と音楽のシーンがその時代に合わせて変わっていってよかったですね。
個人的にフランス映画が苦手なのですが、、全体を通して観やすい作品でしたか?
全体でみると普通に楽しく観られると思いますが、ゲイの乱交シーンがあります(直球)
去年公開の作品をチラっと見て、精神グラグラな影の部分のサンローランのイメージが強いのですが、今回の作品はハッピーな華やかさが多い映画でしょうか?個人的に暗い印象の映画が苦手で、華やかな場面が多くあれば見てみたいです!
セットが全体的に華やかですし、綺麗なシーンはたくさんあります!(特にラストのコレクション発表のシーンは必見!)
ですが、サンローランが徐々に消費されていくさまを描いた映画なのでさすがにハッピーとは言い難いですね…。
華やかなシーンは観て損はないと思いますので、是非観に行ってくださいw
実在のイヴ・サンローランの人生を映画化したということなんでしょうか?