野球部に花束を 2022 AUTUMN

醍醐虎汰朗 黒羽麻璃央 髙嶋政宏 原作:クロマツテツロウ『野球部に花束を ~Knockin' On YAKYUBU's Door~』(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊) 監督・脚本 飯塚健

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写真:醍醐虎汰朗

醍醐虎汰朗黒田鉄平 役

初めて実写映画の主演を務めることになり、楽しみな『ワクワク』と緊張で『ソワソワ』の感情を行ったり来たりしながら撮影初日を迎えました。高校野球部を題材にした作品ですが、野球は未経験だったのでまずは高校球児に近づきたくて、クランクインまで野球を1から教わりひたすら練習に励みました。
また野球動画を観てイメージを膨らませていました。坊主にしたのは中学生以来だったので、何回鏡を見ても自分ではないみたいで、新鮮な気持ちで過ごしました。
飯塚健監督は、撮影中にお芝居のことだけではなく、映画について沢山ご指導くださり、役者として活動するうえで大切なことをたくさん学びました。恩師のような存在でとても貴重で嬉しい出会いでした。
先行きの見えない誰もが不安な時期に"面白い"ということにパラメーターを全振りして、笑顔溢れる作品に携わらさせて頂き、自分もたくさん元気をもらい幸せでした。楽しみにしていて下さい!!

PROFILE

2000年9月1日生まれ。2017年舞台「『弱虫ペダル』 新インターハイ篇~スタートライン」の一般公募オーディションで主人公の小野田坂道役に抜擢され俳優デビュー。 『天気の子』(19)で主人公・森嶋帆高役(声の出演)に選ばれ一躍注目を浴びる。同作で第14回「声優アワード」で新人男優賞を受賞。 2.5次元舞台での活動を皮切りに、映画・ドラマ・MVなど数々の作品に出演。3月より舞台「千と千尋の神隠し」(ハク役)の公演を控える。 近年の主な出演作に、【ドラマ】「恋はつづくよどこまでも」(20・TBS)、「スイッチ」(20・EX)、「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」(21・TX)、「未来世紀SHIBUYA」(21・Hulu)、【映画】『#ハンド全力』(20)、『宇宙でいちばんあかるい屋根』(20)、『太陽は動かない』(21)、『昨日より赤く明日より青く-CINEMA FIGHTERS project-「BLUE BIRD」』(21)、【舞台】「弱虫ペダル」主演(17・18)、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」主演(19・20・21)など。

写真:黒羽麻璃央

黒羽麻璃央桧垣主圭 役

自分自身が愛してやまない野球。自分自身が怪我で出来なかった高校野球のお話ですから、これはもうお話を頂いた時からめちゃくちゃテンションあがりました。撮影期間も実際の部活のような感覚で過ごすことができましたし。
飯塚監督も本当に部活の監督に見えるような瞬間があったり、
体育会系の日々を過ごせたのがめちゃくちゃ楽しかったです。
実際に泥だらけになりながらみんなで白球を追いかけたり、その時間はとても思い出になりました。
作品の中では高校野球のあるあるネタが沢山組み込まれたり、決して天才達が集まった野球部では無く、
高校球児のリアルをおもしろおかしく、時には熱く!この映画で感じることが出来ると思います。
是非、映画館で楽しんでいただければと思います。よろしくお願い致します!

PROFILE

1993年7月6日生まれ。宮城県出身。第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを受賞。 2012年、ミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで俳優デビュー。 ミュージカル『刀剣乱舞』など舞台で活躍の他、テレビドラマや映画、CMなど多方面で活躍中。 5月からはミュージカル「るろうに剣心京都編」の公演、10月からはミュージカル「エリザベート」の公演を控えている。 近年の主な出演作に【ドラマ】「小山内三兄弟シリーズ」(19~・NTV)、「恋はつづくよどこまでも」(20・TBS)、「まだまだ恋はつづくよどこまでも」(20・Paravi)、 「SUITS/スーツ2」(20・CX)、「リコハイ!!」(21・Paravi)、【映画】『恐怖人形』(19)、『いなくなれ、群青』(19)、 【舞台】「黒子のバスケ」シリーズ(16・17・19)、「ロミオ&ジュリエット」(19)、「秒速5センチメートル」(20)などがある

写真:髙嶋政宏

髙嶋政宏原田監督(原田誠)役

まず何より飯塚組参加です。荒川アンダー以来で、俳優ってね、同じ監督からまた呼ばれるのってむちゃくちゃ嬉しいもんなんですよ。それに監督の作品の“わ!それは思いつかなかった!”って言う演出に心酔してたので。
撮影始まる前から自分なりに“この役は野球部の監督だから、とにもかくにもノックが出来ないといけない!待てよ…オレ!ノックなんてしたことなかったじゃん!”でパニックになりながらも、一番お世話になった現場の野球の先生をはじめ、自分の仲間そして偶然、体育会野球部だった僕のマネージャー、これも偶然、高校野球部のマネージャーだった、もうひとりの僕の女子マネージャーの協力を得て撮影初日に漕ぎ着けました!でも撮影って下手したら普通の野球部の練習より長くやるじゃないですか。もうヒジはおかしくなるわ、バットのグリップの変なとこ握っちゃって手のひら内出血するわで満身創痍。でも飯塚監督ですから計算されたカット割りと編集で、えっ?髙嶋って野球やってるんだ!になってる事と思います。
あと、脚本が最高に面白いので実際に現場に立って動いてやってみると自分でも予期しない動きや芝居を知らず知らずやってしまっていたり、あるシーンで、まったく脚本にはなかったアドリブを僕が延々とやってしまって部員役全員が舞台でもないのに喉やられてしまったのは申し訳なかったな〜(汗)僕も初めてでした。そのロケ終わって家に帰ってからの数日間、吸入やってましたから(笑)
いや、それにしても楽しかったな〜。その場で監督から源泉掛け流しのように噴き出してくるアイディアに出演していながらも笑ってしまったり。そしてそして誰ひとり高校生はいないのに、そう見えて、その上、感動させてくれた役者陣には拍手を送りたいです!現場でも言ったけど、大変な思いをしないとお客さんは感動してくれない!をモットーにみんなで燃えました。おそらく僕も含めてクランクアップ後は湿布やらマッサージやら大変だった事でしょう。寒い時期の外でのロケ。冷えやら、もう何十年もやってないであろうダッシュで試合さながらのインジュリータイムがあったのが今は素敵な思い出です。
僕らの想いがいっぱい詰まった、この『野球部に花束を』を是非、ご覧ください!!!

PROFILE

1987年に映画「トットチャンネル」で俳優デビュー。同作及び同年の映画「BU・SU」で、第11回日本アカデミー賞新人俳優賞、第30回ブルーリボン賞新人賞、第61回キネマ旬報新人男優賞などを受賞。以降、映画・テレビ・舞台など幅広く活躍。近年では個性的なキャラクターを活かし、バラエティー番組にも多数出演する。3月からは舞台、劇団☆新感線いのうえ歌舞伎『神州無頼街』の公演が控えており、4月からはCXの新番組『ポップUP!』の木曜パーソナリティも務める。 主な出演作に【ドラマ】「わげもん~長崎通訳異聞~」(22・NHK)、「忠臣蔵狂騒曲No.5中村仲蔵出世階段」(21・NHK)、「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診断リポート~」(21・CX)、「ソロモンの偽証」(21・WOWOW)、「武士スタント逢坂くん!」(21・NTV)、「裕さんの女房」(21・NHK BSプレミアム)、【映画】『劇場版ラジエーションハウス』(22年4月29日公開予定)、『キングダム』(19)、『スマグラー おまえの未来を運べ』(11)、【舞台】「醉いどれ天使」(21)、「俺の骨をあげる」(18)、「クラウドナイン」(17)などがある。

原作|クロマツテツロウ

この作品を描いていた頃は、とにかく野球部時代の悲劇を全部ぶち撒けて、笑いに変えてやろう、
その一心で原稿と向き合っていました。
完結して5年後ー。
映画化が決まり、飯塚健監督の手により、丸坊主集団に再び命が吹き込まれました。
壮絶な撮影現場を見学させていただいて、思いました。
自分はなんて理不尽で無慈悲な原作を描いてしまったんだと…。役者さん、本当にごめんなさいと…。
同時に、『野球部に花束を』を飯塚健監督に撮ってもらえて、
この作品は本当に幸せだなと撮影現場で思ったのを覚えています。
この映画は、言うならば、私の苦しく辛かった野球人生の大団円です。
笑って泣いて楽しんでいただけたら幸いです。
令和よ、これが平成の怪物たちだ。

PROFILE

1979年(昭54)11月17日生まれ、奈良県出身。奈良・西の京高時代に野球部所属。宝塚造形芸術大卒。 2005年、『とんずらmy way』で『ヤングマガジン』(講談社)の第52回ちばてつや賞(ヤング部門)準優秀新人賞を受賞。 2006年に第53回ヤングマガジンちばてつや賞準優秀新人賞。2011年に第68小学館新人コミック大賞入選。『ベー革』(小学館)、 『ドラフトキング』(集英社)、『山本昌はまだ野球を知らない』原作(集英社)、『ヤキュガミ』原作(講談社)、『野球部に花束を』(秋田書店)などこれまで多くの野球漫画を手がける。 自身も高校球児の経験があり、現在も草野球でプレーを続ける現役である。

監督・脚本|飯塚 健

大人になると、友だちが減る。
や、友だちが減るのが、大人になるってことかも知れない。
野球ではなく、「野球部」を撮りました。楽しいよりも苦しいを共にする、何でもかんでも連帯責任がモットーの、
地獄の野球部です。
余談ですが、原作者のクロマツ先生は大人になってからできた、貴重な友だちの一人でして。
撮るものによってはその関係にヒビが入るだろうと思いましたが、骨折したら骨は強くなるというので、
お借りしたその庭で日暮れまで遊ばせて頂きました。
入部、大歓迎します。楽しいは、苦しいの先にしかありません。共に狂いましょう。
野球部へようこそ。

PROFILE

1979年生まれ。映画監督。脚本家。 2003年、『Summer Nude』でデビュー。若干22才で監督を務めたことが大きな反響を呼んだ。以後、『放郷物語』(06)、『彩恋 SAI-REN』(07)など青春の切なさを生き生きと描く映像作家として頭角を現す。代表作に『荒川アンダーザブリッジ』(11ドラマ、12映画)、『風俗行ったら人生変わったwww』(13)、『大人ドロップ』(14)、「REPLAY&DESTROY」(15ドラマ)、『笑う招き猫』(17ドラマ、映画)、『榎田貿易堂』(18)、『虹色デイズ』(18)、「噂の女」(18ドラマ)、『ステップ』(20)、『FUNNY BUNNY』(21)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(21)など多数。また、ブルーノート・ジャパンとの会場一体型ライブショウ『コントと音楽』プロジェクト、MV、小説、絵本の出版など、ボーダレスに活動。

ORIGINAL
原作

クロマツテツロウ
「野球部に花束を~Knockin’ On YAKYUBU’s Door~」全9巻

(秋田書店「少年チャンピオン・コミックス」刊)

「野球部に花束を」原作本 書影 原作はこちら